あんとパン

あんとかパンとか。

ホワイトカラーも制服着ればいいじゃない

クールビズ、1カ月前倒しになっていたんですね。
クールビズ始まる 省エネ、温暖化対策 今年も1カ月前倒し

GWもそうだけれど、クールビズも一部のホワイトカラーな勤め人(主に男性)の世界の話しだと思います。ホワイトカラーでも、外回りが主な営業職にとっては取引先との関係でネクタイ必須だったりすることあるし一律クールビズってなかなか難しいのでは?

いっそのこと制服を作ってしまえばいいと思います。
男性用ロッカーを用意し、社内では制服、外回りは取引先の意向にあわせた出で立ちで。もちろん社内で革靴を履く必要はありません。地元商店街で1000円で売っているようなサンダルでもクロックスでもビルケンでも。女性のナースサンダル、美脚サンダルのように自由なスタイルで足下もクールビスです。

社内のロッカールームに制服を常備していれば、好きな服装で通勤することも可能です。
昨今の健康ブーム、自転車やジョギングで通勤する人たちのニーズにあわせられます。シャワー室も作っちゃいましょう。そうすれば汗だくで外回りから帰ってきた営業マンにとってもうれしい福利厚生になります。

もちろんクールビズ期間だけではもったいないので、ウォームビズもその流れで。
通勤スタイルやアフターファイブのダイバシティー化に一役かってくれることうけあいです。

「女性手帳」を持って合コンへ行こう!

政府、10代から「女性手帳」導入 骨太の方針で調整 何歳で妊娠? 人生設計考えて
「女性手帳」というネーミング、なんかアナログ感があっていいですね。だからというわけではないですが、「女性手帳」基本的には賛成です。

 国が配布する手帳といえば「年金手帳」があります。その他にも妊娠すると「母子健康手帳」が貰えたりと、手帳っていうネーミングはじつはさほど珍しくなかったりします。
 しかも「母子健康手帳」、自治体によっては「父子健康手帳」も一緒に貰えたりします。「父親にも親の自覚を!」ということで配布されているようですが、同様に「男性にも生殖能力の自覚を!」ということで「男性手帳」を配布するのはいかがでしょうか。もちろん配布タイミングは「女性手帳」と同じ10代からです。

 そうなると10代の国民すべてに手帳が配られることになりますが、ただ配るだけで本当の意味での普及は難しいでしょう。
 なにせ相手は10代。こんなアナログな代物、一度読んだら引きだし奥深くに眠らせてしまうに決まっています。

 そこで、豪華バインダーをセットとして渡してはいかがでしょう。バインダーはA4変形サイズ、年金手帳や母子健康手帳なども一緒に綴じられ手帳系個人情報はこれに集約できる便利な仕様。
 しかも通信販売の学習教材ごとく読み物冊子や付録(シールやマスキングテープなどバインダーをアレンジできるもの)が不定期に配布されてきます(もちろん誕生月には豪華プレゼントが!)。また風疹大流行などの妊娠・出産に関する最新情報も送られてきます。

 手帳は、予定や行動を管理・記録するメモの役割も担っています。日記帳よろしく日々の記録を付けていきましょう。政府から読み物や最新情報もやってくるので、やがてバインダーはかなり分厚い「アルバム」様なものになります。10代から一生分の情報が蓄積された一代記、日記や写真・記念のチケットなども貼りつけ思い出のアルバムに……英国風スクラップ・ブックとしてなりたちそうです。

 未来の予定についても積極的に記入していきましょう。「26歳の6月に結婚」「29歳で第一子出産」など目標とする予定を記します。この目標にあわせて就活・婚活・妊活・育活を企てれば、ライフプランができあがります。 
 もちろん男性も同じです。合コンやお見合いでは、男女ともにバインダーを持ち寄るとよいでしょう。出会ったときからお互いのライフプランを見せ合っていれば、付き合って数年してミスマッチに気づく……なんて無駄なことを防ぐことができます。

 とにかく時間がないのです。子供をつくり育てることを考えると立ち止まったり引き返すことは難しい、それを10代から意識させるには「女性手帳」「男性手帳」の配布はよいことではないかと思います。
 あくまで女性・男性双方にまんべんなく配るという方向で。女性だけを焦らせても男性側の意識が追いつかなければマッチングは不発に終わり、結局は予算の無駄になってしまうと思います。

 と、ここまで書いていて10代にこだわらず産まれてすぐの配布でもいいように思えてきました。いっそのこと出生届けと同時に手帳とバインダーを渡してはいかがでしょうか。SNSに子ども名義のアカウント作る親がいると聞きますが、ここはあえてローカルなスタイルで記録してみましょう。
 子どもが物心ついた頃バインダーをプレゼントすれば、親子二代でライフプランを考えるよいきっかけになります。そうすることで、親の援助を受けやすくなったり介護のタイミングを考慮できたりと、より現実的な未来予想図を描くことができると思うのです。

「エア東京旅行」でゆとりの大型連休を

ゴールデンウィークはどう過ごす? 意外と少ない「海外旅行」
によるとゴールデンウィーク期間中(4月27日~5月6日)の休暇日数は「6~7日間」との回答が37.8%で最も多くなっています。
 次点が「4~5日」、前半後半にわかれた曜日進行のため例年よりまとまった休みが取り難い状況なのでしょう。

 とはいえ、一週間の連続休暇です。
 民族大移動が行われ、移動先である観光地はそれを見越したインフラ整備や商業施設オープンを進め、GWならではのイベントを立ち上げています。
 もちろん東京もタウン情報系ウェブサイトは特設サイトでイベント情報を提供、所謂まとめサイトでは六本木や渋谷の美味しいお店などのエントリーが話題の上位にあがってきてたりします。

 前出の調査結果によると、すでに「出かける予定がある」という人は25.8%、「出かける予定はない」が22.5%と、意外と皆家に籠もる気でいるようですね。どのように過ごしたいか、という問いには「半分外出して半分家でのんびり過ごす」(49.8%)が半数近くにのぼってます。

 でかける予定が無いのならば、近場でのんびり過ごせばいいじゃない。東京近郊に住んでる人は、あえて東京のイベントに参加する「エア東京旅行」するのはいかがでしょう? 自宅から日帰りで観光すれば、宿泊施設を利用しないのでGWならではの割高感を感じること無く「GWっぽい観光」を楽しめます。
 1日でまわりきれるところを1日1イベントに絞り、夕食はデパ地下で東京グルメを調達「地元密着型の食料品店で名物をゲット! これからホテルの部屋で地酒とともに美味しくいただきます!」感を醸し出すと、自宅も旅先のように思えてくるから不思議。

 ちなみに都内ではGW中、以下のようなイベントが開催されます。
・東京タワー「333匹の『鯉のぼり』と巨大『さんまのぼり』」
・サンシャインシティ「サンシャインシティ宇宙展2013」
・恵比寿ガーデンプレイス「きずなアートフェスin恵比寿ガーデンプレイス」
時間に余裕をもって観光できるのも近場ならではのメリット。新しめの観光施設を避けてのんびり観光、夜うっかり呑みすぎて翌日お昼まで寝てしまったとしても損した気分になり難いのも「エア東京旅行」の利点といえるでしょう。
 毎日出歩くのではなく2日に1日は貯め撮っていたTV番組やレンタルDVDを観たり、家の掃除をしたり。そうしているうちに6日7日はあっという間に過ぎてしまうでしょう(東京に限らず他の観光都市でも「エア○○旅行」を楽しめそうです)。
 カレンダーの成り行きで毎年変化する大型連休、降って湧いてきた有り難いものくらいに捉え、何事もなかったかのようにお財布にも身体にも無理の無い過ごし方をするのもよいかと思います。

孫のためだけど自分のためでもあること

「税制改正」相続ビジネス活況 孫への教育資金非課税などで新商品
 リンク先の記事には、目玉政策として「孫への教育資金1500万円非課税措置」と書いてあります。
“祖父母らが30歳未満の孫などの教育資金を金融機関に信託した場合、孫1人につき1500万円まで贈与税が非課税となる。”
という税制改革は、よく言われているように「孫をかわいがる祖父母の懐」をアテにした消費拡大が目的でしょう。

 私には小学生の甥がいますが、見事な「孫パワー」を発揮しています。弟一家と実家が家が近いこともあり、仕事で不在がちな父親より定年退職して悠々自適な生活を送っている祖父と一緒に公園にでかけることが多いようです。

 悠々自適。その四字熟語を検索すると、私の親世代である団塊前後の世代をターゲットにしたニュースや商材が並びます。言葉が意味するとおり、私や甥っ子の世代に比べ、ゆとりのある優雅な生活を送っているように見える彼らは格好のターゲットなのでしょう。

 相続というと「大家さん」という職業を思い浮かべてしまいます。
 引っ越しなどで付き合いのあった「大家さん」は大抵その地域の地主さんで、そのいくつかでは物件のすぐ脇が大家さんの自宅でした。
 こんなに土地を持っているのならさぞかし広い庭を持っているだろうと思ったら、そうでもないんですね。相続税で入り用となり土地を切り売りして凌いでいる、ということのようです。

 そんなことになるのなら、孫のために……。すぐ隣の土地に見ず知らずの人を受け入れるよりも、身内に与えて家族の絆を深めたほうがいい。三世帯住宅などの同居スタイルではなく「離れ」程度の距離なので、孫だけでなくその親世代も大歓迎に違いありません。

 孫のために……というと、オレオレ詐欺などの振り込め詐欺被害が思い浮かんでしまいました。
 セコムIS研究所の調べによると、2012年の被害総額は200億円を超え、1件あたりの被害金額は約250万円に上ります。
 被害のニュースを聞く度に憤りを感じるとともに「そんなにお金持ってるの?」と正直なところ思ってしまいます。
 その資産を後々子へ相続させたいと考えているならば、この機会に思い切って孫(というか実質子ですが)にぽーんと渡してしまうのもリスクヘッジ的によいのかもしれません。怪しい輩からの電話は「すでにお前に渡してあるだろう」の一声で撃退できます。

姉御は頼れるけど、兄貴じゃ頼れない(社会人的な意味で)

 以前勤めていた会社の上司に「齋藤さんって、ロンリーウルフだよね」と言われたことを、このニュースを見て思い出しました。

 明治安田生命保険の調査によると、

1位は池上彰さんと天海祐希さん 新入社員の理想の上司 たかみな8位、山中教授9位

という結果が出たそうです。今春就職予定の新社会人が対象で、男女ともに『頼もしい』項目が高い人が、高順位を獲得しています。

『頼もしい』ってどういうことなんでしょう。文字どおり「頼りがいがある人」って考えると、女性上司では頼もしいに次いで『姉御(肌)』が高ランクなのがわかる気がします(2位は江角マキコさん、3位は真矢みきさんと見事な姉御っぷり)。
 姉御というと「○○課長」より「○○先輩」なイメージ。先輩と呼んで身近に感じていたい、それが女性上司に求める「頼もしさ」なのかもしれません。
 ちなみに男性の項目にも、男性版『姉御(肌)』ともいえる『兄貴(肌)』があります。ですがポイント獲得数が低く、ランキングに影響がでない項目となっています。男性上司の場合『指導力がある』『親しみやすい』がランキング上位に影響しており、兄貴キャラだとちょっと頼りないのかも。プライベート(地元の集まりとかケンカのときとか)では役にたちそうなのですが。

 男性上司と女性上司、新入社員から見て求めるものが違うように思います。
 女性上司には、上で触れたように、身近な「先輩」として頼りたい。穿った見方をすると、女性上司が「先輩」として頼られることが「まんざらでもない」ことを知っているような気がします。今日体調辛いから早退したい、この仕事終わらないから○○先輩にあとお願いしちゃおうっかな、と、いい具合に御するために、上目遣いの後輩目線を武器にしているように感じます。
 男性上司には、兄貴のような「先輩」よりも、親しみやすくて頼りになる「親戚の叔父さん」的な役割を求めているような気がします。『親しみやすい』でトップが4位にランクインしている関根勤さん。以下、山口智充さん、所ジョージさんと笑顔が印象的なタレントが10位以内に続きます。これも穿った見方をすると、腕っ節の強さでびしびし引っ張る先輩よりも、場の空気を和ませてくれる叔父さんのほうがストレスたまらなくてラク、と言っているように感じます。『指導力がある』では、佐々木則夫さん(なでしこ監督)と池上彰さんが大きく他を引き離していますが、彼らも強面の印象はなく基本柔和、指導者でありながら人格者のイメージです。

 冒頭の「ロンリーウルフ」に戻りますが、そう言ってきた上司は男性でした。
 1匹狼、そう見えますかーよく言われますー、と返した覚えがあります。
 どんな意味をもって彼が私にロンリーウルフと言ったのかわかりませんが、これが女性の上司だったらと考えると怖いものがあります。
 1匹狼=私の群れには必要ない、というレッテルを貼られ「あんたは1人でやってけるんだから私(姉御)の助けなんかいらないでしょーご自由にどうぞ」と突き放されてる感があり、翌日から出社拒否したくなりそうな状況です。

 女性上司は「頼られること」で、自分の地位と存在価値を再確認しているように思います。一方男性上司はそこまで「頼られること」を望んでないような。近すぎず遠すぎずくらいに考えてないと「若い子たちついてこないからーパワハラと言われるからー」と遠慮しているように思います。
 そういう空気を(就職前の新入社員である彼らも)肌で感じて、今回のようなアンケート結果が出たように思いました。「理想の上司」は、あくまで今の自分にとって都合のよい形での理想であり、何年か後に彼らのようになりたいかというと、違うのかもしれません。

 

プロフェッショナル未満でもできること

  NHK「プロフェッショナル〜仕事の流儀〜」を、久しぶりにきちんとTVの前に座って見ました。


 4月1日に放映されたこの回は、「メートル・ドテル」(サービスマン)のプロフェッショナルが登場。彼が勤務する店は恵比寿のシャトーレストラン。サービス部門の責任者の1人として働く姿が描かれていました。

 いきなり自分語りになりますが、そのむかし、私もサービスのプロを目指していた時がありました。
 専門の学校に通い、その間「実習」として複数のホテルにアルバイトに行き、座学と実技の両面で、所謂おもてなしの作法を学びました。
 あるホテルのメイン・ダイニングにサービスマンとして配属された時、「これがプロのサービスマンか!」という人たちに出会いました。とにかくよく気がつく人たちで、「気が利く人」だけが集まったクラスの中でもとりわけ気が利く人トップ5という感じで。
 彼らとともに働いて、彼らの眩しい姿に照らされて、自分に何が足りないか否応なしに気づかされました。結果わたしはこの仕事に向いていない、と悟ったのですが……。

 
 その世界から挫折したわたしですが、彼らへの憧れが失われたわけではありません。自分がどうあがいてもできないこをやってのけるすごい人たち、としてカテゴライズされてます。
 今回の「プロフェッショナル〜仕事の流儀〜」を見ながら、司令塔として厨房とサービス部門をつなぐ姿、念入りにテーブルセッティングをする姿、ああ、こんな風に有能で頼りがいのある人と一緒に仕事ができたらどんないいいだろう! と思いました。

 彼らのようになりたい! という願いから外れた今は、彼らのような人と働きたい! と願うようになってます。
 だけれど彼らのような人たちとチームを組んで仕事をする場合、わたしは彼らに何を与えることができるのか? わたしが貢献できる役割は何なのか。

 番組の中で「心を、開き合う」ことの大切さが語られていました。それはおそらく、お客様に対してだけでなく、仕事仲間や家族・友達に対してもそういう姿勢であるべきなのだと思います。
 関わりたい人たちと関わるため、一番最初に必要なことが「心を、開き合う」ことなんだと思います。
 どの世界にもプロフェッショナルな人たちはいて、そして彼らのまわりには、わたしも含め「プロフェッショナル未満な人」が沢山いて。
 プロフェッショナルにはなれないと悟っても、彼らと心を開き合い、関わり合うことはできる。そうすることで、自分なりの役割が見えてくる。
 あの時そう思えていたならば、まだその世界でがんばっていたかもしれないです。あの時のわたしは自分なりの役割があるとは考えられず、できない・向いていない=去るしかない、と、心を開くこと・関わることから逃げていました。

 何かのコピペで、サッカー選手になりたかった人が挫折しサッカーを仕事にできなくて残念と項垂れるも、今やっている仕事(サッカーチームをスポンサードする企業の広報)もサッカーを仕事にしていることだと気づいて顔を上げる……というのを読んだのを思い出しました。
 その仕事が好きならばどんな関わり方でもアリじゃん、と気づくには、案外時間がかかるものなのかもしれません。
 プロフェッショナルである彼らとの違いを認め受け入れ、どう向き合い何を伝えあえるのか。自分なりにできることを見失わず働いていくこと。時折ほんとうにその仕事が好きなのか? と訝りつつも、模索していきたいです。


 続いて「サラメシ」も見ました。仕出し弁当屋でその日捌く数を決めて工場に発注するという、司令塔。彼もまた頼もしかったなぁ。。